超低温冷蔵庫
当社は、各事業所に保税蔵置場の許可を取得した超低温冷蔵庫を保有し、水産加工事業に従事しております当社では、搬入された原魚から製造された製品(チルド製品を除く)まで、すべてを超低温冷蔵庫(-50℃以下)内にて徹底された温度管理体制の下で保管し、取り扱いをしております。
また、保税蔵置場とは、外国貨物の蔵置場所として税関長が許可し、外国貨物の積卸し、運搬、または蔵置を行うことができる場所(倉庫)を指します。貨物のセキュリティー管理、法令順守体制に優れているとしてあらかじめ税関長の承認を受けることが必要であり、海外で漁獲された鮪・鰹を港より直接弊社倉庫へと保管することが出来ることは、加工の円滑化、リードタイム(=当社に入庫するまでの期間)の大幅短縮(=魚への負荷軽減)など、様々なメリットを生み出しています。鮪・鰹にとって鮮度は命であり、水揚げから超低温冷凍保管されるまでの移動には鮮度劣化原因となる温度負荷が付いて回り、また、倉移しによる移動が多いとその分温度負荷が生じてしまうのです。迅速かつ負荷低減(移動回数が少ない)できる保税蔵置場は、当社にとってより良い製品を製造するためのツール(生産効率・鮮度維持等)として無くてはならないものになっております。
( 写真上=本社冷蔵庫、下=藤枝冷蔵庫 )